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5月10日~16日は愛鳥週間  (。・ө・。)  (•ө•)  ₍•ʚ•₎ ぴよぴよ。 

 

 国立科学博物館 メルマガより         http://www.kahaku.go.jp/  
『鳥は、体の基本構造が同じでも、くちばしや足など各部位の形状が様々で、1万種余りにも分化しているそうです。地球館3階「鳥の多様な形」のコーナーなどでは、その様々な姿をご覧いただけます。当館の展示が鳥について考えるきっかけになれば幸いです。』

    科博メールマガジン第786号  発行日:2018年5月10日

 

 

国立科学博物館のメルマガより、抜粋

 

2017/10 

◆ 上野の鳥 ◆ 時代で変わる? 鳥の種類 ・・・ 文京区役所 渡辺 浩(友の会会員)

・・・ 時の流れとともに昆虫の種類も変わっていきますが、上野公園周辺の野鳥についても同じことが言えます。
 
 まずは不忍池のオナガガモです。1980年代には1万羽以上が不忍池を占領していました。しかし、上野動物園が給餌をやめたためかオナガガモは激減し、現在ではキンクロハジロよりも少なくなってしまいました。
 
 次にユリカモメです。こちらも1990年頃から上野周辺で常時姿を見せるようになり、最盛期には約千羽が不忍池上空を飛び回っていましたが、その数もだいぶ減りました。その理由は、東京湾の中央防波堤に埋め立てられていた生ゴミに大群で集まっていたのが、都の方針で1997年から「可燃物は全て灰にする」ことになり、餌が減ったためです。美しい姿からは想像できないかもしれませんが、ユリカモメは別名「白いカラス」と呼ばれることもあります。
 
 最後にカワセミです。カワセミの生息地は、戦後になると都心から郊外へ徐々に後退していきました。それが1975年頃から都心に向かって復活しはじめ、現在では不忍池でも普通に見ることができます。私がバードウォッチングを始めた1979年には、多摩川の是政(府中市)や高麗川(埼玉県日高市)までわざわざカワセミに会いに行きましたが、再び都心で見られるようになるとは夢にも思いませんでした。

 

2017/11

◆ 上野の鳥 ◆ 意味はいろいろ? 鳥の漢字 ・・・ 文京区役所 渡辺 浩(友の会会員)
 
 上野動物園の表門の横にある工事用の仮囲いに、手書きの動物の漢字名が青緑色で印刷されたフィルムが貼ってあります。「鶴」・「鷲」・「嘴広鸛」・「梟」等の鳥の漢字名もありました。

 

そこで今回は、鳥の漢字名についてお話しします。
 
 まずは仮囲いにもあった「梟」(フクロウ)で、この漢字は、鳥を木の上に突き刺したさまを表していると言われています。

古代中国では、フクロウは母親を食う不孝な鳥とされ、冬至には磔(はりつけ)、夏至には羹(あつもの。菜・肉などを煮た汁物)にしたそうですが、これが本当ならばひどい言い掛かりだと思います。
 
 次に「翡翠」(ヒスイ)です。翡翠というと鉱物や宝石を思い浮かべる方が多いと思います。2016年には、日本鉱物科学会が「日本の石(国石)」に「ひすい」を指定しました。しかし、本来はカワセミのことで、「翡」はカワセミの雄、「翠」は雌のことです。

逆に鉱物に由来するのが、オオルリ・ルリビタキ・ルリカケス等に付く「瑠璃」です。中国やインドで七宝の一つとされている青色の宝石「瑠璃」(ラピスラズリとされる)に由来します。
 
 最後に「鳰」(ニオ)ですが、これはカイツブリの古称です。この字は国字(日本で作られた漢字)で、「水に入るのが得意な鳥」という意味です。また、「鳰の海」(におのうみ)は琵琶湖の古称で、カイツブリは滋賀県の県鳥に指定されています。・・・。

 

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